富岡駅〜代行バス〜浪江駅。行きの車中での最高値は4.46μSv/h。
この日も、富岡から代行バスで浪江へ。
懐かしい光景だ。
大熊町夫沢長者原。最も1Fがよく見える場所。
定点で見ているが、何もなくセイタカアワダチソウに覆われていたこの場所が、あっという間に汚染土の仮置場に変貌したのはとても驚いた。
浪江駅着。
「私たちの暮らしの再生」とは何なのか。
浪江駅〜正西寺。以前にも行ったホットスポットを確認した。
「いふ」と新妻荘は有名だ。WRHの村本が呑みに来た場所でもある。新聞記者なども情報を取りにここへやってくる。
運転代行サービス。のちにオンデマンド交通の実証実験などを行なっているが、実験の結果どうなったかという話は聞いたことがない。
桜の季節。あまり好きではない。
正西寺
正西寺の境内は除染されている。それでも、放射線管理区域を超える数値だ。
ホットスポット
放射性廃棄物という名の財産が眠る。
この場所には、今はF-REIとかいう馬鹿げたハコがある。
高台の住宅地を目指す。
原発事故から8年放置され、荒廃したアパート。
ここを犬が散歩する日は来るのだろうか。
野良桜。
高塚稲荷神社。実はまだ見たことはない。
この辺りの線量は非常に高めだ。自然に減衰はしてきているが、ここをフォローアップ除染等はしてないと思う。
高台へ上がる。
南上ノ原団地。人っこ一人いない集合住宅は、はっきり言って怖い。
南上ノ原団地を後にし、高台から降りて、大堀小学校へ向かう。途中、帰還した高齢の方と出会う。ここもやはり、両親のみ帰ってきたという。浪江の地で花を作り、それを息子さんが首都圏で販売しているという。
花
「のこす」
ここで、帰還したというおじいさんと出会う。
おそらく防空壕。1Fの敷地は、戦争中は特攻隊の訓練基地だった。そのため、空襲を恐れて防空壕が作られた。双葉はもっとたくさんある。
常磐道
天神社〜大堀小学校。
天神社
大堀小学校
大堀幼稚園。大堀小学校の敷地内にあり、どちらも今は解体され、荒廃した空き地となった。
高瀬川〜常磐道近くの大量のフレコンバッグ仮置場。
小野田仮置場を抜け、浪江町役場へ。そしてまちなみマルシェに向かった。
まちなみマルシェにあった「キッチングランマ」が、休業になってしまった。美味しくてボリュームもあってとても良かったのに。帰ってくるのは高齢者ばかりで、やはり働き手不足は如何ともし難い。
マルシェで少し休憩したのち、浪江駅東口周辺を少し歩く。そこかしこに立ち並ぶ廃墟、更地。
内堀福島県知事が「福島は復興した」とNYで話したのは、この前の年の話だ。
浪江小学校。
浪江駅から代行バスに乗車し、帰路に就く。途中、大熊町長者原にてiPadにて車窓を撮影しようとしたところ、誤って連写をしてしまった。すると、後ろの席に座っていた酔っぱらいが怒り出した。乗車中はずっと無視していたが、富岡駅に着き下車したところで一触即発となる。しかし、そこで偶然にも、僕の絵描き仲間が目の前に現れた。僕の話を聞いて、夜ノ森の桜を見に来たという。殴り合いの喧嘩寸前のところで友人が登場し、すんでのところで大惨事を免れることとなった。
